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大阪

大阪なんばのすごい変わり様におどろいたいはなし

By 2017年1月15日1月 17th, 2017No Comments

家に帰る途中、グリコの看板で有名なザ・大阪 道頓堀の東から心斎橋の入り口までを動画撮影して編集してvimeoにアップしてみた。

自分の学生の頃、グリコの看板がある橋は通称ひっかけ橋と呼ばれ、ナンパ目的の男性がたむろしている場所で、心斎橋からなんばにかけては人通りが多いものの、いちいちグリコの前で記念撮影するようなこともなかった。

橋の近くには東京でいう歌舞伎町のような飲屋街である宗右衛門町の入り口があり、黒服の人が多く大人な感じの街で、当時を思い返してみても特に用事はなく。若い人たちは働いている人以外はそう多くないイメージがある。

自分が神戸に住んでいたこともあって遊ぶとしたら梅田(大阪駅のあるところ)か、ミナミにいったといても心斎橋か、堀江アメ村周辺だったので難波にいくことはあまりなかったけれど、社会人になってから関西で改めて過ごしているうちに、当時と比べて難波の変わりように心底驚いた。

歩いている人のほとんどがアジアを中心としてアジア人旅行者で溢れ、いたるところでお店に列をなし、お店の看板で記念撮影をしている。

そういう効果を狙ってか、以前と比べると道頓堀界隈には巨大な立体広告がそこかしこに増えている。

文化財などではなく飲食店などの個性のある面白い看板の前で撮影してるのを見て、「まあまあ、わかるなあぁ」と思いつつも、中には「えっ、そんなとこで撮るん!」と心の中で叫けぶこともある。日本人にとって何気ないものも旅行者にとっては面白く、子供から大人までみんな笑顔で撮影しているのを見ると地元民として心底に嬉しく、少し日本や大阪に関して誇らしいと思う感情が沸き起こる。旅行者にとって何が面白いのかを観察しながらいつもこのエリアを歩くのが楽しい。

きっと自分も含めて旅行先の現地の人たちはそうやって旅行者を眺めていのだろう。

そういえば自分も心斎橋から人の流れに逆らわずにグリコの看板を初めて見たときは、みたことのある世界に自分が来たことに驚きと感動があった。昔はスマホもSNSもなかったし気軽に誰もが撮影できるのも大きそう。

 

少子化の影響に加えて消費行動が以前ほど活発化しなくなったといわれる日本で、ドラッグストアや家電やたべものなど、多くの消費をしてくれているのはええ話なんやと思う。楽しんでいる彼らを見てワクワク感を共有してもらいながら、「お金もおとしてくれてるんやな〜」と思うとにんまりとした笑顔になる自分に気づいた。そう考えるとタイが微笑みの国と呼ばれているけど、国民性以外にも世界中から自分の何倍も収入を得ている人たちがきてお金をつこてるのを見て笑顔にもなりやすいやろうなあとおもった。

なので、いまだにドラックストアや大型家電のお店もできている。

別に日本に来なくても買えそうなものが多いなあと思うのだけれど、多くを買おうとすると課税のない日本で買うことや、ドラッグストアなどの商品の信頼性が違うのだそう。

かなりの確率で旅行者が買っていのが足に貼る温熱シート。みんな体力つかって旅行をしているのでしょう。

他にも高島屋などの高級百貨店で高級化粧品を旦那さんに買ってもらう人もいる。

デザインや肌につけるものの信頼性が高さを知ると同時に、アジアの友人からは自国の商品の信頼性がかなり低いことも印象的だった。

ナイキやアディダスのようなグローバルブランドではなく、ユナイテッドアローズやアーバンリサーチなど日本の若者が支持するブランドを買っている人も見かけるが、まだまだ少数派だと思う。

コモディティ化が進んでる大量商品や、飲食大手チェーン店に列を作るのは長く続くビジネスではないと考えているけれど、閉店を前提に作っても儲けられるのだろうし、中心部からすこし離れた家電ショップ(時計や宝石も多い)の前にツアーバスがとまっているのを見ると、家電店側とツアー会社とのパッケージもまだ根強いものかもしれない。

大学生の頃卒業旅行で、某旅行会社でタイに行った時、バスに乗せられて宝石工場や現地のお客さんが少ない大型ショッピンモールに行きたくもないのに連れて回されものっすご暇な思いをしたのを思い出す。バス移動って気をつけないと強制力すごい。

一方で中国人旅行客のバスツアーやガイドブックではなくて、今の現地の日本人が好むようなまだ知られていない場所があり、ディープな部分にこそ日本の真骨頂が隠されているはずだから旅行先の日本の魅力はまだまだ潜在能力は高いと思う。

時々顔を出す中古家具ショップでも海外のお客さんが増えているようで、中でもアジア人の留学生が南堀江あたりに住むことがここ最近で多くなり、こだわりでそのお店にたどり着いているよう。道頓堀より東のエリアは外国人労働者が多く住むエリアだけれど、南堀江といえば大阪でも高級エリアで、公園やカフェ、飲食店やセレクトショップも多いだけでなくストリートファションなどもあり若者が多く、個人的にも雰囲気が好きなエリア。

東京と大阪とで外国人観光客の圧倒的な違いがあり、大阪は旅行者がほとんどがアジア人であるということ。これは関西空港が地理的にアジア諸国に近く、LCCが充実しているのが原因だそう。数千円〜数万円で気軽にこれる。少しずつ梅田など難波でも欧米の人もみかけるようにはなったけれど、個人的な意見では京都や奈良などの伝統文化のある場所と比べると消費の街でしかなく、東京と比べると工夫しないと大阪単体では楽しめないと思う。

それでも街全体の活気や食べ物の安さとうまさなどのコスパは異常に高いと思う。キャベツ焼きは140円。やきそば140円。いやいや、この価格てアジアのまだ道舗装されてないような田舎の砂混じりのストリート価格やん!イカ焼き、たこ焼き、そばうどん。ほかにも生ビールが100円などなど突き抜けたクレイジーな価格で難波駅のすぐ側で売られている。商売人やお笑い好きでサービス精神の強いこのエリアの人たちが「やったんで!」の精神で変化に柔軟でどんどんこのまま変わっていけるようなら、まだ寂れたままのエリアがあったりポテンシャルも高いので東京とはまた違ったおもろい都市になりそう。買い物目的だけでなく、旅行やいろんな体験をしたいという人は、大阪を中心として京都・奈良・神戸にいけるので関西エリアとして見ても面白い。自分たち日本人が一度興味が薄らいだようなエリアにまた海外からの旅行者の人たちによって再興があって、また良さを見つけてくれていることで、自分も改めて日本や関西の楽しみを得て、誇りを感じさせてくれているのかもしれない。

今回は動画を載せるだけの予定だったけれど、いままでの体験など思いが取り留めも無く次々にでてきたのでどうも終わりそうにない。

今後も少しずつ気づいたことを書いていこうと思う。

ただ、せっかくなので最後に海外旅行者のマナーについて触れておきたいことがある。

この人ら外国人旅行者かなーと思ってすれ違い会話を聞くと全然関西弁やったりするので外見では意外と見分けはつかんもんやなあと思ってても、歩きタバコはほとんど日本人。

アジア人と接していて特に若い世代はめちゃめちゃ、こちらが引くほどにマナーが良い人が多いと感じることがよくある。

日本人がマナーが良いつもりでいたけど軽くそれを凌ぐ人たちは多い。

(年齢が一定超えている人や、団体であっても以前よりマナーは良くなったという声も周りで増えてきている。)

メディアで聞いたままではなく、相手がこちらに注意と敬意を払ってくれていること、日本の独特の文化やマナーを学ぼうとしてくれている人も多いということをしっかりとこちらも知り、敬意を持って接することが互いにもっと楽しめるコツだと思う。

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