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近所の灘で日本酒の蔵開きがあったので初めて行ってきた話

By 2017年5月1日No Comments

日本酒ってええすね。

 

よく飲む友人がはまっているのでそれをきっかけにある誤解が解けて自分なりの日本酒の良さを少しずつ詳しくなるわけでもなく実感しています。

特には日本酒に興味がなかったころはスーパーの安売り、料理酒のようなお酒が日本酒だとおもっていたのでとてもくどいと感じていました。

それでも日本人の伝統文化として美味しいと感じていた時代があったんやろうなあと、他のお酒と比べて出番は少ないままでした。

ただ、特に最近東北のお酒を飲むようになって、

「ああ、日本酒の旨さはあの炊きたてのご飯の甘みがするんやな。」

と感じるようになってからワインと同じく値ごろで美味しい日本酒がまだまだいっぱいあると知り、外国人が憧れる日本酒の良さを再認識し、自分と同じく日本酒に対して飲みづらいと思っていた人も飲んでみると美味しいと感じてもらえるようです。

きっとこれからも日本人や世界から開拓されていく分野なんやと思っています。

で、東北の話ではないんですが灘に実家がある自分としては灘の酒をいつでも観光できる身でありながら行けずじまいでした。

そこへ、今年の2月に蔵開きを西宮のエリアで一斉に行われることを知ったので行くことにしました。

 

日本酒だけではなくて、少し出店っぽいものがでてアテがあると聞いていたので、お昼前に会場へ。

下記の動画はその様子を26秒でまとめたやつです。

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1. ドリンク・フードチケットを買う

会場に着くと人だかりがあり、最初にチケットを買うことを知る。お店をまわってキャッシュオンで買えるのかと思いつつ、一番最初にチケットを買うために15分〜20分は並ぶ必要があり、買い足す場合もまた列に並ぶ必要があるので注意。

蔵出しの限定酒などが特別価格で購入できる。(人気のものは午前中で無くなっていた。)並んでいる間にあれもこれもで全て頼みそうになるのを抑えつつ、冷静に計画し注文。

2. お店に並ぶ

並びます。フードのお店は待ち時間はほとんどなく買えるけれど、お酒を貰う場所はまた並びます。ただ、チケットの時よりは早く買える。何杯も頼むとお盆を貸してくれるのでそちらに乗せて移動。

3. 席を探していざ飲む

席はいくつかのテーブルと椅子がありますが、全て満席。ほとんどが庭や空いているスペースに地べたにすわって飲んでました。キャンプ用の椅子もっていくといいと思います。あとまだ少し寒いんで防寒も。

4.各種イベント

蔵見学:入れたらいいいな〜と密かに期待して蔵の中の見学は時間で決まっていて、確か2〜3回ほど開かれていたけれど、担当の人に様子を聞いてみるとその受付時間開始と共に整理券が無くなったとのこと。

日本酒酵母菌セミナー:酵母菌や発酵についてのきほんの豆知識が建物の入り口でもやしもんの挿絵などと一緒に展示されていて、定時になると白衣を来て顕微鏡を覗くセミナーに参加できる。こちらは比較的空いていたものの、たまたま参加できなかった。実際は子どもがメインで参加するものだったらしく、参加してたら他の子ども押しのけての参加になってしまったかもしれない。

杉玉ワークショップ:あの丸い杉玉の小さいバージョンのものを杉玉職人さんと一緒につくれる。

日本酒樽の実演:日本酒樽を仕上げて行く様子を職人さんが実演してくれる。ひとつひとつの手作業がずっと続けているだろうリズムや手さばきを見ていて飽きない。横でその様子や日本酒造りの解説してくれています。

カホン演奏:蔵元が呼んだであろうカホンの音楽家が日本の伝統的な家屋の建物の前で演奏。外国の楽器のようで木の優しい音がマッチしていて、当日のお祭り気分な感じをより一層盛り上げていた。

などなど、日本酒にはまっている友人はもともとバイオ関連の研究を生業にしているために、友人から日本酒がまた複雑な製法を昔からとっていたことを教わりながら飲んでいた。並行複発酵と呼ばれる工程を昔の人たちはその当時の季節。温度や湿度を微妙に計算しながら行なっていたために杜氏は選ばれた一部の人にしかなれない名誉ある職種であったらしい。今でもお酒好きの人が日本酒や焼酎の杜氏に尊敬の念を絶やさないのはそういった背景などを当たり前のように知っているからなのでしょう。

正直にいうと日本酒=安酒=べろべろの顔の赤いおっさんを連想していた自分にとってそんなエスタブリッシュメントなものだったとは知らなんだとまた一口と飲んでいると、全国トップクラスの進学校の「灘中学・高校」「甲陽学院」を作ったのも300年近い歴史を持つ2大名家が「菊正宗」の嘉納(かのう)家(菊正宗酒造)と「白鹿」の辰馬(たつうま)家(辰馬本家酒造)だそうで、日本の核とも呼べる神社への奉納や、地域や日本への影響を考えるとますます凄みを感じながら日本酒飲み進めるとともに、自分の中でその工場を眺める景色が変わっていった。

地元に住む自分にもともと学が無いとはいえ、小さな酒蔵も含めて長い年月の間日本酒へ注がれた強烈なエネルギーはきっと日本人や世界の人にもまだまだ伝わってない魅力・潜在的な力はいっぱいあるのだろうと思いました。

(蔵開きは蔵によって時期は様々ですので、まだ今年もチャンスはあるみたいです。)

当たり前なんかもしれませんが、日本酒にこだわりが強い居酒屋はお水(やわらぎ水といったりするそうです)だしてくれる説。最近のかなり有力説ですがいかがでしょう。

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