このサイトを構築した当初から下地は作っていて、あくまでも仮でECサイトを構築した。
このご時世で体感として変わったのはzoomしかりオフラインで行われていたことがオンラインへと移行したこと。
またオフラインに求められる要素があるが、明らかにオンラインになることで利便性が向上し、結果としてオフラインの時よりも市場が広がった分野を目の当たりにした。
消費者と提供側のリテラシーが向上し、オフラインでしか提供できないものも多くあるもののオフラインならではの場所や時間の制約がないというオンライン側の特徴も浮き彫りになったのを見て、webサイトの運用コンテンツマーケティングに注力することで集客が可能になる(競合ができていないのであればより恩恵を得られやすい)し、なんだったらサービスの提供すらサイト上で完結できるというのもわかってきた。
学びとして重要だったのは提供側の思惑ではなく、顧客がそれを望んでいるということが大きい。
そうするとそういったチャンスを掴みたいという思惑や現代に順応の必要性から自分だけではなく社会の需要も増えるだろうと考えてECサイトへの興味が再び湧いたので今回は自分で実装してみた。いまさらやけどCMSとECの相性はかなり良さそう。
もともとこのWordPressサイトを構築した段階からテーマもEC機能を利用するための下地はできていたもののあまり興味がわかずやらないままだった。
実際今回作ってみるととても簡単にできた。大まかな組み合わせは以下。ゆくゆくは他の方法でも構築してみたい。
WordPress +WooCommerce(EC機能を司るプラグイン)
Theme もWooCommerceに対応済みのもの。推奨環境などはプラグインのサイトで確認できる。
日本語対応のためのJapanized for WooCommerce
EC機能はWooCommerce以外にもやり方は様々。WooCommerceが好まれないのは海外でうまれたツールであるため日本人には使いづらいなどが理由にあるのと、支払いなどの商習慣からちがうなど具体的な機能が欠けている点などが理由にあがる。それらのギャップを埋めるべくJapanized for WooCommerceというプラグインがある。
クレジットカード対応可能なWooCommerce PayPal Payments
今回触ってみて思ったのは、銀行振り込みや店頭直接支払いなどアナログな支払い方法があるので別にクレジットカード支払いいらんな。ということ。実際は購入通知があった後に入金を自分で確認してから発送の手続きをするというとても簡単なもの。それでもやはり王道であるクレジットカード支払いには対応しておきたい。今回はとりあえずPayPal Paymentsを試すことに。
商品設定:バーチャルなども可能
今回仮で商品を作ってみたのはブログで作ったサムネイル画像を販売することに。動作確認の際に価格設定を0円にすると決済機能の確認ができかったので10円設定。
下記画像のような設定ができる。
バーチャルでダウンロード可能なものだと購入後の送料はかからないし、購入者は(支払い済みであることを確認後)リンクが見れるようになる。
それでもダウンロードする際の回数や有効期限などもあったり在庫設定もできる。在庫が切れると管理者に通知がいく。
たしかにECサイト運営に必要なこの手の通知機能や管理機能を考えると基礎的な要素であっても無数にあるわけで、ECサイト構築に特化したフレームワークを使うことが前提となるのだなとおもう。
商品の見え方例
もろもろWordPressの投稿記事を編集するような感じで記述と設定をし公開すると以下のような商品ページができる。
買い物カゴに追加すると右上にカゴマークが表示される。
購入画面
右下の支払い方法は自分で設定できる。
注文後は管理者や購入者にメールが発送される。
管理者は入金が確認できればそのようにステータスを変えて、ダウンロードを可能にしたり商品の発送へと移るのが大まかなながれ。
簡単に感じたのはThemeがもともとデザインを用意しているのがでかそう。
いちいちサイトに合わせて作り込むなら細かな作業が多くなる。
EC機能を使って売り上げを構築することが主目的ではない場合やシンプルなものでよければ、
導入までは比較的簡単やろうなあという印象。
あとは販売体制や送料は販売可能なエリアなどのルールの設定。特定商取引法など必要なことを満たせば、売れるかどうかは別として自前のサイトでECショップを開設運用できるようになる。
大まかな流れとその記録。