自分の社会人のスタートは人材サービス企業。そのあとのリーマンショックでは同じ職場の同期や先輩らが半分ほどは異動になった。
不景気の波に売り上げが減ると必然的にコスト削減となるわけで多くが人新たに採用することよりも整理することの方を苦心していた時期。
逆にどれだけ不景気だと世間が騒いでいて派遣切りや就職先がない。といって声にあふれるときも求人誌の厚みは印象的だったけれどそれはまた別の機会。
今日は。明日は誰がという会話。職場は決して明るくなく世界的な不況の波をとても理不尽なものだと憤りを感じた。
でも悔しいがそういうルール上で経済活動が成り立っていて、トレードをしないにしても嫌っていたりするだけでは、
経済成長や経済がうまく回っている状態での商いを行うという。トレードをしていないつもりでも実は盲目的な買いのポジション一択。
他の選択肢がないというリスクもある。で、逆に不況を逆手に儲けてる人もいるという。
嫌っているばかりではなく少しは知っておいたほうがええのかもなあと思った。
ビットコインの価格を2017年の年末に自分の考えるピークのはるか何倍も上がっていくのを見て、ここまできたらどこまでいくんやろうと、もっと上がるんもんやと思っていたので異常事態と分かっていてもそれがバブルチャートのピークだとは全くわかっていなかった。
ただ当時でもその予兆を長年株や為替の取引をしている人たちのコメントにあったのは、芸能情報などをメインに扱っているよな情報誌やワイドショー、電車の中吊り広告。また投資に全く興味のない友人や家族が話に出して来たらもう兆候がでてくる。とバブルのピークがもう近いことを予見している人たちはいた。
話を前回の続きに戻すと
レイダリオの名前で情報探していた時にこんなタイトルの動画があった
「30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio」
なんやって。しかもチャンネルは公式の様子。つまり世界最大のヘッジファンドマネージャーが基本とする経済の理解を
30分の動画で知ることができるというのかっ。
しかも日本語版もある、字幕でも日本語がある。絵もシンプルでわかりやすい。
見る前にそれでも30分は長いかなとおもったけれど、何回でも見ておく価値はあるなあと思った。
これを見ると大まかな経済の流れとそれぞれの主要人物の行動原理がなんとなく理解できそう。
あと関係のない雑音を省くにも役立ちそう。
情報量が多く難しい話が多い経済ニュースのつながりだけでなく、
取捨選択できそうというのは経済音痴にとって大きい。
むっちゃ内容はしょると
銀行から借りたお金が支出となり誰かの収入になる。
収入がふえると個人の信用が増えるので借金額が増える。すると。好循環が生まれる。
クレジット、借金、信用取引、いろんな方法でレバレッジを利かせていくわけ。
そのお金の流通を貸す側である銀行が金利を上げたり下げたり調整している。
逆に不景気時には金利を下げてももうさげられない状況がくる。
その時に債務不履行にしたり、お金の発行量を増やしたりする。
ふーむ。
金利下げてる状態か。。最近聞くマイナス金利。 日銀の買い上げ。もこれらの説明に含まれる部分もあるようだ。
念のため補足しておくと日本円を発行しているところが日本の上場企業の5割で大株主になっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000/
よくニュースでゆうてる金利金利はだから大事なんかー。おぼろげに理解。
リーマンショックにおいてみても
信用力の低い個人でも家をローンで買えてしまった。でさらに意味不明な保険やら派生金融商品がぼこぼこと。
当時の格付け会社が評価をAAAにし、とても賢い人らが作ったものだそうだが中身を理解している人はほとんどいなかったらしい。
この話に当てはめてみると、
実はどうシステムが複雑であるかは実はどうでもよく、
要は貸せるだけ貸してまう。世の中のお金の量を増やす。(そこからの派生商品はどうやらもう地獄絵図)
というタームがあったのかなと考えたりする。
ここでまた重要だといくつかのよく耳にする経済の重要な用語をシンプルに説明しているだけでなく、
個人的に興味がひかれたのがコントロール不可になることについても触れている点。
こうなると単なる数字遊びではなくなり、政治、軍事、人命にも関わってくる部分。
経済指標を通じた世の中の緊張感の理解。
またこれらをコントロールしている機関があるということ。
コントロール不可な状況を作り出せるのかもしれない。という仮説を持つようになった。
極端な状況についての表現は一旦ここでは避けるが、
経済音痴の自分からすればバブルというのは人々の欲が過熱したある種自然災害のような認識でいたけれど、
よくよく観察するとメディアも含めて仕込みの時点から作りに行ってるのではないかと思うようになった。
そうやって見るとサブプライムローン問題さえ可愛く見えてくる未処理の不発弾があったりする。。
さいごに今日日本でのビットコイン取引の最大手のビットフライヤーがビットコインFXという商品のレバレッジ取引を最大15倍から4倍へ夜中に下げる。
日本の仮想通貨熱と価格はFXが牽引したとみられるが、それもまたレバレッジを利かせた相場やったなあと。
あそびでレバレッジの移り変わりを見てみた。
適当に探したので2016年以前はわからないがどうやら当時最大で2017年1月のはじめに最大5倍から10倍そのすぐ4月には10倍から15倍になった。
ビットコインFXの正体がいまだによく理解できていないのだけれど先物のようなもので、現物のビットコインとの価格差は優に20%以上の上方乖離があった。
これもまた信用・レバレッジ取引の象徴だったと思うし日本の暗号通貨の過熱相場を牽引した最大の取引所である。
またレバレッジが逆にバブルの崩壊を加速することが多いという見方もあるそうで。
CMから週刊誌からスポーツ新聞まで、煽りに煽っていた。
そのあとの現物価格との情報乖離是正についてSFDが発表され、実施時期、延期、再実施だけで発表の度に何十万も価格が下落した。
下落後の反発ではまた高値更新するぞとアメリカの代表的な経済番組のコメンテーターは言い続けた。(結局一年をかけて底値が割れた)
まだいろいろな難がある中でレバレッジの規制(追証割合も変更)が「投資家保護」になるのかは理解できていない。
すでにレバ規制一回延期があって、過去SFDの実施も相場操縦が噂されるほど何度も繰り返されたため
また今回も延期するとの見方も多いが新規口座開設再開したいだろうしさすがにそれは厳しいのではないかと。
直近追証割合の変化や板が薄くなった後がまったく想像できないが。
今回のレバレッジ規制はひとつの区切りになるんやなぁと。チャートをみてしみじみと思った。
https://jp.reuters.com/article/gb-us-bnk-fins-0205-idJPKBN1FP20E (その後ロイズは仮想通貨業界に進出)