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LifeSociety

同じ葉の上で共食いする虫

By 2019年6月30日7月 24th, 2019No Comments

自然世界には人間社会でも想像を超え目を背けたくなるような現実がある。

いろいろ考えたり研究してるような人と会話するとワイドショー的なこととは違う、

こんな論文が出た。とか本人は驚きと喜びでそれを共有してくれるので聞いててとても有難い。

 

なかで、末恐ろしいというか、最近よく思い出してしまうのが題名の話。

植物が自分の葉っぱが食い荒らされるのを防ぐために共食い分泌成分をだして虫が葉っぱではなくお互いを食べるという話。

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/071200264/

(リンクから貼って驚いたけどナショナルジオグラフィックって日経と関係あるんや)

カニバリズムは一定の割合自然世界では発生しているとかいう人間社会には受け入れがたい話もあるのだが、その現象そのものとまた最近思い出すきっかけは今の日本社会にある。

最初はこの話を聞いた時に経済や金融について少し興味を持ち出したときでもあったので、ルールを作りまたルールの外で戦う為政者ともなるとこういった人間社会では本来タブーとなるような自然社会の現象を参考にしてたりするのなかと(または人間の自然世界の一部なので自ずと)思って聞いていた。

ほな例えばなんやと考えたその瞬間に日本社会全体を思いついてしまっていた。

ここを理路整然と話せればそれなりに価値がありそうで、少し考え込めば順序だてて誰でもわかりやすく説明ができそうなのだがまたそれは先々に任せるとして。ここでまた今の時点で触れたいなと思ったのはちょっと加速感を感じるから。

後輩でずっとアメリカ株に投資してる人がいて、彼からみせてもらったデータで驚いたのは世界恐慌やらITバブルやらサブプライムローンやら世界を震撼させたバブルまたその震源地であったアメリカの株価はずーーっと数十年の長期スパンでみるとずっと上がり続けている。

失われた10年やらリーマンショックやら、その都度深刻なダメージを受けては立ち直ることに必死ないつかの好経済の日本を夢見続けてきた日本。バブルの後に育ってきた世代にしては恵まれている実感はあるが常に不況感の中にいたので驚いた。

以下はGDP推移グラフ

引用元:http://www.garbagenews.net/archives/1335765.html

日本だけ作られたように横ばいになっているという話を聞いて確認したのがこれ。

数字やグラフに疎いけどチャートを見始めるようになったせいか今回のテーマ以外に線勝手に政治ニュースと繋がることも多い。個人的には中国・ドイツ・インドが面白い。このグラフだけで何個かネタ書きたくなる。S社とかみると顕著。これから少しインド系の話増えそう。(ロシアもグラフにないのがすごい実は韓国よりも低い)

ここにきてまた日本の人口減少。ここへの課題提起であればまだしも年金問題。老害ネタ。経済圏が小さくなるのにこれ以上よくなるはずがない。と普通に考えるとそうなるはず。

で、将来不安。こうなると人のこと考えることが少なくなると。半グレビジネスに手を染める人がふえてもおかしくない。自分の知る技術職研究職の人も外国の企業のオファーではな今の年収と比較にならない。

特殊詐欺の被害額年間で約400億前後、毎年。トレードはゼロサムなんでバブルゆうても実業に関係ない仮想通貨などであれば消費を抜けばは勝った人がいる分負けてる人がいる。最近の仮想通貨バブルの中には偽札でもその工夫はするのに堂々とさも価値があると吹聴しお金を集めたり法定通貨に変える現実的手段が提供されていた。悪意のものも多い。

ちょっと都会で作業すると驚くのはそこかしこで若い人たちが勧誘ビジネス。

まともな世界に目を向けても競合がひしめき合う。商品力を健全に凌ぎを削っている以外にはコモディティ化された商品のゴリ押し勝負も多い。

CMを毎日してるような企業でも有名なところでいえば不動産会社や証券会社など、普通に個人ではなく経営方針としてえげつないことしているところもある。

安易かもしれないけれど自分は仕事でメンタルが潰されてる人は誰でもなくその人自身が自分の必要性を問いてる、疑問視してることが多いんじゃないかと思うことがある。面と向かってだれかにありがとうと言ってもらえてる職場の人がやりがいを全く感じられない、うつうつと塞ぎこんでいくというのは少し考えにくい。誰かから愛される他に、誰かを愛したりサービスとして提供できることは精神的にも良いと思うからだ。こどもやペットなど。奇しくも仕事とは誰かの対価に報酬を受けられるはずなのに。

こうなってしまう背景は荒いけれどシンプルにして理解していこうかなとおもってる考えが二つあって、

ひとつはかつてバブルで東京23区の土地価格でアメリカ全土を変えてしまう時代。その当時の生産性以上に存在したお金の多くは融資のお金であったこと。そこで生まれた大企業やその中で出世できた人たちが既得権を守りたくなるという心理。

引用元 : 30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio

もうひとつはほなそれはええけど、グラフにあるように他の国それでも成長してるやん。ってことに関しては先の理由でイノベーションは仕事の効率や生産性をあげるという見方ではなく仕事を奪うという見方が強いと他に、イノベーションの代表格である情報産業やバイオ技術など、これは国力に関わる重要な部分だったことが原因だと思っている。

その分野で今私たちに身近なのはGAFA。日本が沸いたスマホアプリブームでさえここに売り上げが流れる。

情報そのものに価値があるという話は別として、GDPの成長と経済規模はまた軍事力にも直結するのでなんの抵抗もないと考える方が不自然だと思う。そのことが日本の多くの重大な課題(ちゃんとわかってへんけど)を未解決のままでいるという共通点や仮説に合点もいく。

日本の既得権と表現した人たちでさえ三世代相続すれば財産が無くなると言われてるし、その恩恵を得られたぎりぎりラインの大量採用バブル世代の管理職はリストラの危機にあっている。国力の対決構図などにしてもそれぞれの立場になれば行動の理由は理解できるし自分も同じことをするだろう。

何が言いたいかというと、隣のいもむしが捕食にかかってるということと、葉っぱの面積が限られさらに食い扶持がなくなってきている中で正直もんがバカを見るなら裏切ったもん勝ちな価値観が増えそうやなということ。そうなると不安や恐怖を煽ってくる輩もどうも多くなるやろなと思ってしまってこの件に触れた。恐怖や不安、美辞麗句にせめて根拠となる主張や思いがあればまだしも中身のない搾取の対象としてだけ接触きて誰かが被害にあうとおもうとおもしろくない。

そんな中で今だに最前線で戦い続けられている企業や、心を込めて仕事をしてる人たちには本当に心から頭がさがる。そう人たちはもっと自分で評価むちゃむちゃ高めたり、お互いにそれを評価して讃え褒めあっていいと思う。という話。