Skip to main content
search
0
LifeSociety芦屋

やまはる農園またこの時期がきた

By 2020年8月7日No Comments

毎週金曜に直接届けてくれるやまはる農園の野菜セット

紙袋みいっぱいに新聞紙で包まれた野菜とその週の農園での出来事を手紙にして届けてくれる。

なんせ無農薬無化学肥料でつくった野菜が食べられる。

手紙で読むと、鹿や猪。先日の台風から日照り、または降りすぎの雨。寒さ。暑さ。いろんな登場人物がでてくるが。それらが畑を荒らしてしまうのだ。そして収穫さえできずに終わる。

なんて理不尽なのか、畑を耕し土を育ててどんな野菜を半年後または来年に収穫するのか毎日の畑仕事があって自然の猛威にさらされている。

最初にそのような文章を読んだ時雷に打たれたようだった。仕事といっても人を相手にするが彼らは真面目に自然の中で理不尽な強烈な環境の中で戦っている。そしてその作物が一番美味しい「旬」に朝収穫した野菜を届けてくれるのだ。

スーパーに行けば無限にあるかのように山積みにされた野菜だけを見てきた自分はそんな当たり前の事実に驚いた。

また農家にはそれぞれ哲学があるようで彼らは農薬を使ったりしない。なんで虫などとの戦いもあるわけだ。

旬すら自分は知らなかった。

そりゃ子どのもころの植物や今普通に生きていても桜の咲く時期があるけれど、一年中同じ野菜が並ぶのを見ていつのまにかその存在を忘れていた。

自然の中で季節を超えて果実が最高に美味しい瞬間があり、その朝収穫して野菜を届けてくれる。

今回はその代表的なもののひとつである「とうもころし」

旬で新鮮すぎるがゆえに生でも食べれてしまうしろもの。

あんまいあんまい。みずみずしくさらっとした味わいは甘いと言っても人工的な砂糖菓子の部類ではなくてマスカットとか果物にやはり近い。

やまはる農園とうもろこし

もちろん自然が相手なのでうまく収穫できずに反省や悔しさをにじませた手紙や野菜を届けてくれる時もある。がそれでもむしろありがとうと思えるし、生産者さんのことを全くしらずに好きなものが手に入ることも便利で素晴らしいが、知らないことが異常だったのかもなと、これだけの努力をへて届けられているという事実を知らなかったんだなと思わされる。

彼らは育て方はもちろん、届け方も八百屋やスーパーには基本はおろさずに自ら直接家を回って届けるこだわりを持つ。作れる量も配る量も限界があるので今はもうずっと予約待ちの状態。

しばらく新しいお客さんを受け付けられない状態だった。

画像は配られる野菜のごく一部。

ピーマンもタネから身から最高にうまい。温野菜にして食べるとえぐみもほとんど感じられずこれ以上この野菜がうまくなることあるのかな?と思わされる。

温めるだけでも十分やし、塩ふったり、オリーブオイルとなんちゃらとか

きっと八百屋に並ぶ野菜にも同じような背景があるはずなのに生産者さんのことを知らない、効率化の恩恵をうけ知る必要すらないとおもっていた自分がはずかしい。そんな尊敬すべき生産者さんや一次産業が当たり前のように手の届くところにてくれているのが日本が世界に誇れるところ。わっけわからん有名インフルエンサーとかより今我々に直接的もしくは間接的に関与していている人の中に目を見張るべき人、感謝すべき人は今はまだ自分が気付ける能力がないだけでいっぱいいるんやろうななあと思う

彼らが作ったともいわず、料理にその野菜が使われてると「この○○美味しいね」とこどもが言ったりする。大人ならまだしも、野菜が苦手に感じやすいこどもが自ら野菜を褒めてるシーンを見て驚いた。

そういうのを本人らに伝えると喜んではくれるがまだまだ恥ずかしいレベルだと、至らない思いが強いらしい。

人が長い年月をかけて真剣に育ててくれたもので、自然の恵みを最高のタイミングでそれもとても美味しく食べれる。ことが本当にこの世の贅沢なんだなと思って噛み締める。

感謝。

前やまはる農園についてかいた記事

自然との暮らしを分け合う友人