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LifeSport

和歌山磯ノ浦小旅行ど初心者1人サーフィン(動画も有り)

By 2022年10月15日No Comments

5時に起きる。

けっこう外は明るいがまだ月が高く煌々と光を放っている。

ずっといきたいとおもいつつ出無精・面倒臭がり・天候・友人とタイミングが合わないお金かかるなあなどでサーフィンにいけずに数年経っていた。

1人で行こうと。そして午前中にやって午後はパソコン持ってでたら午後は仕事できるのではないかと。

6時前の電車はそこそこ人が入っていて席は埋まって立ってる人が散らばってる様子。電車に乗るのも非日常的。大阪についてから環状線ホームへ、駅構内も車内も人が溢れ出している。新今宮駅に着いて南海電車へ乗り換える。ホームからすぐ目の前にある大きな建物に目をやると星野リゾートの文字が、これがよく記事になってたやつか。

新今宮や新世界エリアを昔から知ってる人ならびっくりエリアにできたわけ。かなり綺麗になったとはいえホームレスの方が多いのはいいとしてそこらで酔っ払いや喧嘩が多く治安も悪めなやんちゃエリア。ただ関空からのアクセスと大阪の中心地までも隣接もしくは直結している場所で立地自体はかなり良く訪日観光客需要高もあり作られた。がそれにしてもというのが地元民の感想ではないか。過去ではなくこれからのエリアを変える意志を行政も含めて感じるところ。その実物が目に飛び込んだわけだ。

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7osaka/

JR改札から南海電車改札へ、和歌山へ入って行く。

ひらけたホームが綺麗。

最後乗り換えて磯ノ浦駅行きの路線へ、そこそこ本数はあるものの電車で磯ノ浦に行く人でレンタルやスクールなどの時間を予約している人はここの乗り換えはうまくしないと遅刻の原因になってしまいそう。

大阪の中心に群がっていたビルも消え田んぼや緑が多くなる。

観光を意識した車両。外も中も細部まで拘りを感じる。たしかに都心であってもすかすかの広告スペースが目立つ。都心から外れるとその具合もより目立つ。入ってこない広告を待つよりもこういう心配りで自分のような小旅行者にとっては世界観や非日常を味わえて楽しい。

到着。小さい可愛らしい駅。磯ノ浦という観光地があるからか駅員さんはこういう駅にありがちなゆったりというよりかはきびきびと動いておられた様子。帰りの時も改札に入る前からどっち方面に行くかを尋ねて今電車が来ていることを呼びかけてくださって助かった。

そして海へ

天気は最高。空も広い。海も海外や沖縄みたいに透き通ったりしているわけではないけど綺麗。海に入った後も飛行機が通った後だろうラインが幾つも綺麗に見えていた。

今年からだったか磯ノ浦ではBBQが禁止になった。平日午前中というのも大きいだろうが、サーファー以外はいない様子。昼ごろ浜辺で遊んでる人たちはちらほら。

レンタルボード屋さんへ向かう。

3時間2500円 ロングボード。お世話になった磯ノ浦マルコ(BEACH REGGAE BAR)は予約が確実だが、受付時間の制約はなくボードさえあればいつのタイミングで行っても良い。 ロングボードは一般的にイメージするショートボードよりもかなり大きく浮力があるため初心者でも乗りやすい。人生で5回目くらい。そのうち立てなかった日も2日ほど。いつかはショートボード乗ってみたいなと思いつつ、新しく?できたソフトボードかハードかを尋ねられてソフトの方がより初心者向きだと教わりあえてハードに。

https://maruko86.com/

でも帰ってから調べてみるともし自分が買うならソフトボードだと心に決めた。テクニック以前にまず波にのって楽しみたいだけの海水浴の延長線上のような自分の場合いかに小さい波でも簡単に立てるかが重要であり、特にプロや上級者でもソフトで楽しむ時代になっているそうなので単純に素材やボードの進化と考えれば波に乗れる場所の少ない瀬戸内に住む人で近場で楽しみたいなら超大事な選択肢だろう。数少ない磯ノ浦でも波が小さく上級者でもなかなか乗りづらい日がある。でも小さい波でも楽しめたり、乗れないと思われたところでも乗れるようになったり、しかも軽いしハードよりも安い!これしかない。次の日からずっとそんな情報ばっかりを眺めていた。

いざ

自分とって借りたボードは大きく重く。カッコよくモテないので頭に乗せて移動。

いざとかいいつつ海に着いた時点からドキドキしている。みんなカッコよく見えるし、ラッシュガードですらなくランニングウェアで乗り込む。ルールやマナーもあるしあんまり理解できてない。てか乗り方全然覚えてない。1人やし。

普段引きこもってる身としてはここまでの移動や和歌山の広い空の下で海に来れただけでも満足できている。

磯ノ浦は遠浅なので立って波が待てるし劇的に高い危ない波も来ない初心者に優しい場所。だもんで迷惑はかけるが上級者もそういう人たちに慣れている。というか後で調べてみても一つの波に1人みたいなルールはここにはなさそうでみんな一緒に波にのって分け合っている様子。

セールで買ったDJI Action2を海へ入れる。防水やけど塩水大丈夫かなとか気になる。

コードを足に巻き付けるなどを思い出しつつもうわからんからとりあえず海へ入ることに。

緊張すると被害妄想で自意識過剰になり自分の挙動不審さから初心者具合が伝わって今ピリついてんちゃうかとか考えたり。入水して進んでいくと音も温度も「きもちえ〜〜」

最高や。

引きこもってる時はどうしてもパソコンやスマホを見てしまっているので真反対の自然を堪能していることに心地よさ気持ちよさを感じた。気候の良さも相まってかそれは体の中でなにかが「蘇ってくる」ような喜びだった。

小さい波が向かってくるだけでまたドキドキ乗り越えて沖へ。日焼け止めをたっぷり塗って真っ白の顔を前に向けて進む。ちなみに日焼け止めのほかにとてもよかったのはすぐ海水や砂でまたずれやかぶれてしまうのだけれど、バームオイルを乗りたくることで今回は沖でサーフィンをする分には大丈夫だった。

パドリング。進んでる様子がない。他の人のスピードよりかなり遅い様子。とりあえずトライ。乗れず。この日は2、3回は立てたけどカメラの電池が尽きて動画には残せず。

最初はトライして沖に戻るだけでも最高に楽しかった。1人なのに笑ってしまう。

でも。。やってるうちに波がこない時間があったり、自分は全然乗れなくても周りは同じ波ですいすい立って進む。

「何しにきたんやろう」乗れな直ぐ手繰り寄せたり。乗れずに戻る様が惨めで恥ずかしくも思えてくる。

「今日も乗れずに帰るのかな」上手い人が一緒にいる人にレクチャーしてるのを盗み聞きしたりどうやって乗るのかを観察した。結局自分が一番にすべきことは来た波チャンスに乗り遅れずに必死にパドリングして乗ること。カッコ悪かろうと落ち込んでようと今その瞬間にできるベストを尽くす。立つことに必要なもの以外の余計な考えを排除していく。時間も過ぎるが波が来てないわけではない覚悟を決める。思考を単純化させる。馬鹿になってアホになってという言葉もあるけどどれも似てるなとか思いつつ。

どうしてもスポットに人が集まってくるので迷惑をかけないようにスペースに移動しつつ沖のブイが縦に揺れるのを観察する。あとはみんながパドリングや準備し出すのを観察する。よく観察すると1回目にくる次の波が大きく人が少なかったりする。失敗しても立て直せばチャンスが続くのでトライする。

立てた。

怪しいけど立てた。たぶん。一瞬やったけど。あれは立てたはずや。波がなくても無理やりボードにのっかることはできるけど、立てた時は立てる前はパドリングをせずとも波ですい〜〜〜っと推進力を得てるのを感じる。そして立つ(棒立ちで余裕ないので立つところ間違ってる)。海を上すべって進み、さっきまで失敗したときのパドリングばしゃばしゃばちゃん。からシャーーーと波を切って進む音が聞こえる。浮いてるような。海を見下ろし風が体に当たる疾走感・爽快感で何か体の憑き物が体に当たる風にのって後ろへ消えて行くような感覚になる。

ほんの一瞬やけど。この偶然をもう一度確かめるためにトライ。その後2、3回は乗れた。この瞬間は変え難いものがある。画像はないけど少し加速したときのもの。この波の部分が自分を押し進めてくれる。

立ってる画像はないけど近いもの。

この回数が増えたら。もっと自由に海にいけたら。なんてことを考えて次の日はいろいろ動画や情報を調べるのが止まらなかった。なので自分にとってソフトボードはその最適解になる。

あと少し頭と体に残ったのは無心になってトライすることの大事さ。失敗しても繰り返す。とりあえずやってそっからなんとかする。直感や本能、体や五感的なものを優先させるような「ノリ」的な部分。すぐ面倒くさがったり出無精になる自分にとっては大事な感覚で、他の物事へのアプローチにも活かせるもの。

終わって。南海電鉄和歌山市駅に乗り換えサザンの自由席で帰宅。途中昼飯を食べたり寄り道をしたので帰りは夕方ごろになってしまった。けどどこかカフェや漫喫、ワーキングスペースでパソコンを開けば昼過ぎからは仕事ができただろうしフットワークの軽さもあると楽しめそうやなあと。体力も使うけど逞しさをつけていくのも大事。

楽しい小旅行だった。

https://youtu.be/tmo-q4cc2HY

レンタルボードショップ情報

磯ノ浦マルコ(BEACH REGGAE BAR)

〒640-0114 和歌山県和歌山市磯の浦416-5
営業時間8:00~22:00

お問い合わせ(8:00~20:00)080-3843-5680

他にもショップ複数有

磯ノ浦地図