本能1:生きたい(家庭)
本能2:知りたい(学校)
本能3:仲間になりたい(会社)
貢献心は二次的な本能にあたる
知りたいという本能が思考力や記憶力に大きく関わるので、
人間にとって興味をもつことはとても重要。
好奇心を伴わない場合は脳の神経伝達路が衰えていく。
その時に脳が興味が湧くか沸かないか、理解や好きか好きでないかの判断を行うために脳のクセが2つある。
クセ1:自己保存(脳は自分を守ろうとする)
クセ2:統一・一貫性(脳は統一性・一貫性を好む)
自己保存が生きていくための自分を守るが、過剰反応すると自分を傷つける。
統一・一貫性によって正誤を判断し、類似するものを区別する、バランスをとる、話の筋道を通すが、自分と異なる意見を拒絶する。
著書名「図解 脳に悪い7つの習慣」 著者:林成之
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ふむふむ。
多数派の意見に弱いのは統一・一貫性のクセによって「数が多い方にそろえる」ことを優先してしまうのが理由らしい。
人の個性や趣味、好き嫌いは千差万別あるが、好きな理由や嫌いな理由はだいたいここにあてはまってる気がする。
目から入った情報は大脳皮質神経細胞からA10神経群、次に前頭前野、自己報酬神経群、線条体-基底核-視床、海馬回・リンビックの順で伝達されていき、思考を形成していくらしいのだけど、それぞれの簡単な役割を知ると人間の感情が形作られていく様や順序、生きていく上で必要な優先順位におそらくなっていて、こころと脳とで切り離しがちな感情の部分がこうも情報処理のために必要な機能的役割を行なっていることに驚きと納得感があった。
しかも、危機感、好き嫌い、言語、表情、意欲や自律神経を司るA10神経群で感情がうまれ、情報に対して感情のレッテルを貼る作業がとても早い段階で行われているので、これらの思考回路を理解した上で、脳のパフォーマンスを発揮するヒントや逆に脳の働きを抑制してしまう行動についてこの本ではイラストとともにわかりやすく書かれている。
良いといわれている習慣がなぜ良いのか、逆に良いといわれている習慣がなぜだめなのか、理由が脳の仕組みを理由に語られているのでわかりやすいのでぜひオススメ。下の本の画像はアフィリエイトリンク。
この本の内容はとても面白く前から紹介したかった。
見方によるが、紹介するメッセージとして自分の「心に従う」重要性やそれが実利も伴っていることが
人の脳や体の仕組みから知ることができるのため、
自信や勇気をひとつ得て、以前から映画や短編CMの「follow your heart」や「believe」的なもののまた違った側面から
人生を楽しむヒントを得られると思う。
内容について気が向いたらまた共有してきたい。
紹介するにあたって多数派の意見に弱い。という脳の仕組みを改めて見て、
自分が初めて入った会社を辞める時、真剣に向き合いだしてから上司に伝えるまでの約1週間は、
脳がちぎれそうだとおもったことを思い出した。
自分の中での理性と感情との整理と、環境からくる影響などと戦っていたんやなあと。
「自分はこう思うけどそう思えない。」
不安もあったし、自分への正直な心に従うこと以前に、
自分が本当にそう考えているのかどうかも確信が持てなかった。
その頃と比べればだいぶ自分に対して素直になったとは思うけれど、
もっと武器に変えていきたい。