これ最高やなあと。
引用元サイト:CIAのスパイマニュアルに学ぶ「会社をダメにする11の行動様式」
内容は短いのでぜひ、引用元のブログを辿って欲しい。2,3分くらい。
実在するCIAの書類で意訳されているのでとてもわかりやすい。
以下意訳部分引用
”
「注意深さ」を促す。スピーディーに物事を進めると先々問題が発生するので賢明な判断をすべき、と「道理をわきまえた人」の振りをする
可能な限り案件は委員会で検討。委員会はなるべく大きくすることとする。最低でも5人以上
何事も指揮命令系統を厳格に守る。意思決定を早めるための「抜け道」を決して許さない
会社内での組織的位置付けにこだわる。これからしようとすることが、本当にその組織の権限内なのか、より上層部の決断を仰がなくてよいのか、といった疑問点を常に指摘する
前回の会議で決まったことを蒸し返して再討議を促す
文書は細かな言葉尻にこだわる
重要でないものの完璧な仕上がりにこだわる
重要な業務があっても会議を実施する
なるべくペーパーワークを増やす
業務の承認手続きをなるべく複雑にする。一人で承認できる事項でも3人の承認を必須にする
全ての規則を厳格に適用する
”
大企業で働く人が皮肉ったような内容の方法論。
ほんまかいなと思う反面。たしかにこの話よく聞く。
ちゅか行政たる。って文脈で誇りのように徹底してるところもあり。
民間や行政だけでなく政治の委員会とかもこんな感じなんやろうなあ。
こちらで紹介されてるブログにもあるようにかつて戦後の日本が経済大国になった時代には大企業の平均年齢は20代だそうで、
この方法を様式美と捉えてはいなかったんやろうなあと。
厳かにさも重要かのように作られたプロセスが工作員が参考にする企業の生産性を意図的に下げる方法。だったと。
ショックもあるが以前から感じていた疑問や納得できない常識的な部分についての合点がいったことの痛快さが勝る。意図的だとわかればいろいろ見えてくるもあるし、原因がわかれば改善もできる。
この手法を用いた人が重用された理由もさもありなん。
ミスや漏れなく仕事を進めるのは成熟期にあって大事なものに違いないが、この閉塞感といわれるものの根本にはこういった遺伝子が脈々と受け継がれているように感じる。
「日本」「日本人」という言葉が時代によって全く違うキャラクターで理解しきれていない自分がいる。
どの時代の先人に学ぶか、または比較し今回のように取捨する要素を見極めることも大事やなと感じた。
原文(現在は見れなくなっていました。)
https://www.cia.gov/news-information/featured-story-archive/2012-featured-story-archive
該当書類
https://www.cia.gov/news-information/featured-story-archive/2012-featured-story-archive/CleanedUOSSSimpleSabotage_sm.pdf